2018年にベストセラーになった「1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365」。
最近、本屋さんでよく「1日1ページ〇〇」本をよく見かけます。
皆さん、どうやって本を選びますか?
私は自分の興味ある本しか読まないので、「1日1ページ〇〇」本は、
違ったジャンルに触れられるので優れた本だと思います。
流行るポイントは、習慣と教養。
多くの方が、時間を有効に使い、勉強したい!学びたい!という気持ちが強く伝わります!
日めくりカレンダーにも、数行でタメになる言葉が書いてあったな~って思い出しました。
そこで今回、1日シリーズもので気になった本がこちら。
その名は、「一日一話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」(致知出版社)。
各角界、第一線で活躍する方の仕事術、考え方に触れることができる仕事の教科書。
いや人生の教科書でもあります。
一日一話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
本書は、ビジネス界、スポーツ界、文化人、芸能人、料理家、作家、
さまざまな分野の一流のプロフェッショナル達のインタビューと致知出版社の書籍の中から、
仕事力が身につく記事を365編セレクトしたものです。
本の概要紹介
発売日 | 2020年11月30日 |
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ページ数 | 422 ページ |
読了に必要な時間 | 毎日1話読む(1分30秒) |
著者プロフィール | 藤尾 秀照氏(ふじお・ひであき)
昭和53年の創刊以来、月刊誌『致知』の編集に携わる。54年に編集長に就任。平成4年に致知出版社代表取締役社長に就任。現在は、代表取締役社長兼編集長。 『致知』は「人間学」をテーマに一貫した編集方針を貫いてきた雑誌で、平成30年、創刊40年を迎えた。有名無名を問わず、「一隅を照らす人々」に照準をあてた編集は、オンリーワンの雑誌として注目を集めている。 主な著者に『小さな人生論1~5』『小さな修養論1~4』『心に響く小さな5つの物語Ⅰ~Ⅱ』『小さな経営論』『プロの条件』『はじめて読む人のための人間学』『二度とない人生をどう生きるか』『人生の法則』(いずれも致知出版社)などがある。 |
定価 | 本体 2,350円 + 税 |
出版社 | 致知出版社 |
一番はじめに読んだ日
毎日1話ですが、他の日も気になりますよね。
目次を見ながら、気になるところをピックアップしました。
最近、NHK大河ドラマ「青天を衝け」に興味があるので、渋沢栄一に関係しているところは、すぐに読みました。
実業家・渋沢栄一「悪い会社幹部の3タイプ」(5月2日)
会社の取締役や監査役といった役職を名乗る方に対するお話です。
「適材適所」というのはなかなか難しいもの。
悪い会社幹部を3つあげています。
- 「名ばかりの重役」
- 「いい人だが事業経営の手腕がまるでない人」
- 「会社を利用して、自分が有名になる踏み台にしよう」や「私腹を肥やすために法人を利用してやろう」といった考えを持って重役になった人。
今も昔も同じような考え方の人がいて、進歩していないんだと思いました。
また昔より仕事の業種も増え、転職しやすくなり、適材適所はより難しそうですね。
作家・城山三郎「渋沢栄一は3つの‟魔”を持っていた」(1月17日)
いろいろなアイデアを抱く人はたくさんいる。だが、それを創業に持っていき、軌道に乗せられるかどうかの境目はここなんですね。多くはここを乗り越えられず、アイデアは単なるアイデアで終わってしまう。
その境目を乗り越えさせるものは、渋沢栄一の言う「魔」にある。
お話では、渋沢栄一が侍になるために、上の人が毎朝乗馬の訓練をするときに一緒に走り、自分の思いや考えを話す。
毎朝それをやる。すると、あいつは見どころがあるということで、そこから彼の人生は開けていく。
渋沢栄一は3つの「魔」を持っていた。
- 吸収魔
- 建白魔
- 結合魔
学んだもの、見聞したものをどんどん吸収し、身につけてやまない。
物事を立案し、企画し、それを建白してやまない。人材を発掘し、人を結びつけてやまない。
渋沢栄一の行動力と情熱があった結果が、500社もの会社設立につながったと思います。
一日一話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
一日一話のインプット。
インプットだけで終わらず、アウトプットが特に大事なので、会社の朝礼、会議、スピーチなどで役立ちますよね。
一生のうちに365人に会ってお話を聞くのは、時間と労力がかかります。
本を手にすれば、365人の考えをすぐに知ることができる。
本って、コスパいいです!
本書は、1日1話。時間のない方でも前向きになれる本なので、おススメします!