「売上を、減らそう。」
日経スペシャル ガイヤの夜明けで取り上げられたお店「百食屋」。
経営方法がぶっ飛んでいたので、本書を読んでみました!
お店の名前からインパクトがありますね!
「佰食屋」
一日、100食しか出さないお店です。
飲食店では珍しく、「残業なし・週休2日制」。
オーナーの中村朱美さんが目指したのは、「お客様のことだけを大切にするのではなく、
いちばん大切なのは、従業員のみんな」と言う。
そして著者がいちばんに大切だと考えていることは、「自己決定権」。
就業時間、働き方も自分で決める。やる仕事も、役職も、そして、仕事後の時間をなにに使うかも、自分が決められる。
それこそが、納得のいく幸せな人生だと思う。
そんな考え方を知りたい方は、本書に詳しく書いてあります!
こんな方にオススメ
- 拘束時間が長い飲食店を変えたい!
- 従業員が短いスパンで辞めてしまう
- 飲食店で働きたいが、この業界はブラック企業か不安
本の概要紹介
発売日 | 2019年6月14日 |
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ページ数 | 262 ページ |
読了に必要な時間 | 2時間 |
著者プロフィール | 1984年生まれ、京都府出身。専門学校の職員として勤務後、2012年に「1日100食限定」をコンセプトに「国産牛ステーキ丼専門店 佰食屋(ひゃくしょくや)」を開業。その後、「すき焼き」と「肉寿司」の専門店をオープン。連日行列のできる超・人気店となったにもかかわらず「残業ゼロ」を実現した飲食店として注目を集める。また、シングルマザーや高齢者をはじめ多様な人材の雇用を促進する取り組みが評価され、2017年に「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選出。2019年には日経WOWAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019]大賞(最優秀賞)を受賞。同年、全国に「働き方のフランチャイズ」を広めるため、100食限定をさらに進化させた「佰食屋1/2」をオープン。従来の業績至上主義とは真逆のビジネスモデルを実現させた経営者として、最も注目される起業家の一人。 |
定価 | 本体1,500 + 税 |
目次
はじめに
第1章 超ホワイト企業「佰食屋」はどのようにして生まれたのか
第2章 100食という「制約」が生んだ5つのすごいメリット
第3章 佰食屋の労働とお金のリアルな実態
第4章 売上を目標にしない企業は社員になにを課しているのか?
第5章 佰食屋1/2働き方のフランチャイズへ
印象的だったところ
やはり佰食屋のコンセプトでもある「100食限定」という言葉。
この数字にはなにも確信めいたもはなく、「なんとなくキリがいいから」と。
すごくお茶目な方ですね!!
100食のメリット5つ
- 「早く帰れる」退勤時間は夕方17時台
- 「フードロスほぼゼロ化」で経費削減
- 「経営が究極に簡単になる」カギは圧倒的な商品力
- 「どんな人も即戦力になる」やる気に溢れている人なんていらない
- 「売上至上主義からの解放」よりやさしい働きかた
自分への学び
成功の秘訣は、「何回失敗しても、成功するまであきらめなかっただけです」と。
多くの成功者が口にする言葉。
継続することが、一番強いと感じました。
さいごに
飲食店の仕事は、拘束時間が長く、立ち仕事で、身体への負担は大きいですね。
会社員の方も同じだと思いますが、外が明るいうちに帰れるとすごく嬉しいですねよね。
自分のその一人です。
世界中と比べても、日本には美味しい食べ物が食べれる飲食店がたくさんあります。
飲食店の数は、全国で144万6479軒。
(厚生労働省調べ 21年度)
飲食店に関わってきた方々のおかげです。
でも、2020年になって働き方を変えるチャンスだと思います。
飲食店ではなくても、他業種の方でも本書から学ぶことは多くあります。
ぜひ、本書からヒントを頂けると思います!!