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william lockie(ウィリアムロッキー)のニットの感想

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william lockie(ウィリアムロッキー)のニットの感想

先日、トレジャーファクトリー(通称トレファク)で偶然見つけた一枚のニット。


タグには「william lockie(ウィリアムロッキー)」の文字。


初めて見るブランド名でしたが、手に取った瞬間、「これはただのニットじゃない」と思いました。
その上質な手触りと丁寧な編み目に惹かれ、購入。


調べてみると、ウィリアムロッキーはイギリスの老舗ニットブランドで、世界中のセレクトショップから高く評価されている存在だと知りました。

イギリスの名門ニットブランド「ウィリアムロッキー」とは

ウィリアムロッキー(William Lockie)は、1874年創業のスコットランドの老舗ニットメーカー。
スコットランド南部、ホーウィックという町に拠点を置き、150年以上にわたってニットを作り続けているブランドです。


この地域は古くから「世界でもっとも上質なニットを生む土地」として知られており、冷たい気候と柔らかな軟水が、ウールをふんわりと仕上げる条件に恵まれています。

同じくイギリスの有名ブランドには、

  • JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー):細番手メリノウールの上品な薄手ニットで有名

  • Jamieson’s(ジャミーソンズ):シェットランドウールを使ったカントリー調の伝統ニット

  • Harley of Scotland(ハーレー・オブ・スコットランド):軽くて柔らかいフェアアイル柄が特徴
    などがありますが、ウィリアムロッキーは「クラシックな上質感と耐久性のバランス」が魅力のブランド。
    決して派手ではありませんが、英国らしい上品さと実用性を兼ね備えています。

トレファクで見つけた掘り出し物

私が購入したのは、ウール100%のクルーネックセーター(サイズ40)
中古ながら状態は非常に良く、毛玉もほとんどなし。

ユナイテッドアローズのから発売されていて、品番:1113-643-4665」。

定価はおそらく3万円前後ですが、トレファクでは4,400円で購入できました。

「中古でニットを買うのはちょっと不安…」という方もいるかもしれませんが、ウィリアムロッキーのような上質素材のニットは型崩れや毛羽立ちが起こりにくく、長く着られるのが魅力的のようです。


実際に手に取っても、古着特有のにおいやヨレは感じませんでした。

着てみた感想:カシミアのような柔らかさと暖かさ

まず驚いたのが、肌触りの良さです。
素材表示は「毛100%」とありますが、チクチク感はほとんどありません。
むしろカシミアに近い、なめらかなタッチで、素肌に着ても不快感がないほど。

一般的なウールニットは、最初のうちはやや硬く感じるものが多いですが、ウィリアムロッキーのニットは最初から柔らかく、体になじみます。

おそらくこれは、スコットランド産の高品質なラムズウールを使用しているため。
ラムズウールとは、生後半年以内の子羊の毛のことで、繊維が細くしなやかなのが特徴です。

さらに、保温性も非常に高いです。
11月の朝晩でも、Tシャツの上にこのニット1枚で十分に暖かい。

パタゴニアのフーディニ・ジャケットを羽織って、自転車に乗ってみました。
通気性もあるので、暖房の効いた室内でもムレにくく、36度の体温を自然にキープしてくれます。

流行に左右されないデザインで「10年選手」になれる

ウィリアムロッキーのニットは、シンプルなデザインが多いのも魅力です。

今回購入したのは、ベーシックなクルーネックタイプで、装飾やロゴは一切なし。
派手さはないものの、こうした「定番デザイン」こそ長く着られます。

流行に左右されず、どんなパンツやアウターにも合わせやすい。
特に、キャメル・グレー・ネイビーなどのベーシックカラーは、一枚持っておくと着回しがききます。

素材の良さが際立つため、シンプルなコーデでも上品に見えるのも嬉しいところ。

私は普段、綿100%のボタンダウンシャツやを合わせていますが、それだけで十分大人っぽい印象になります。
着るたびに「やっぱりいいニットだな」と感じる、まさに10年選手になれる1枚です。

サイズ感について(178cm・68kgでサイズ40を着用)

私の体型は178cm・68kgで、ウィリアムロッキーのサイズは40(日本サイズでL相当)を選びました。

着丈・袖丈ともにジャスト。
インナーにシャツを重ねても、もたつかずスッキリ着られます。

ウィリアムロッキーは英国ブランドなので、ややタイトめのシルエット
厚手のシャツやスウェットを重ねたい場合は、ワンサイズ上の「42」でも良いかもしれません。

袖口と裾のリブがしっかりしているので、着ていくうちに体になじみ、少しずつ柔らかくフィットしていくのが特徴です。

手入れと保管のポイント

せっかくの上質ニットを長く着るためには、お手入れも大切です。
選択表記を見ると・・・

  • 洗濯は基本的にドライクリーニング

  • スチーム(浮かしアイロン)のみ

ウィリアムロッキーのニットは、きちんとケアすれば5年、10年と着られる品質があります。
むしろ、年を重ねるごとに風合いが増すのも魅力のひとつ。

まとめ:上質を知るきっかけになる一枚

ウィリアムロッキーのニットは、決して派手ではありませんが、
着る人の「ライフスタイルそのもの」を豊かにしてくれる一枚だと感じます。

・カシミアに近い柔らかさ
・抜群の暖かさと軽さ
・流行に左右されない普遍的デザイン
・適切にケアすれば10年以上着られる耐久性

この4つが揃って、初めて「本当にいいニット」と言えるのかもしれません。
私にとってウィリアムロッキーは、そんな“永く付き合いたい相棒”になりました。

トレファクのようなリユースショップでも出会えるのは嬉しい発見。

これがあるから、またリユースショップに行きたくなるんです。

次に見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

その上質な肌触りに、きっとあなたも驚くはずですよ。